スキンケア

顔のニキビ・頭皮の臭いにおいの原因の皮脂にはすごい重要な役割が!

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皮脂と聞くと、顔のテカリやニキビの素で、肌荒れにつながり、頭皮の嫌な臭い匂いの素だったりと、悪いイメージばかりが連想されますが、元々、肌にとってはとても重要な成分です。

その皮脂は毛穴に存在する皮脂腺からの分泌物で、この皮脂と汗腺からの汗が交じることにより、皮膚表面を覆う皮脂膜を作ります。

そして、この皮脂膜が私達の肌にとても重要な働きをしてくれています。

この記事では、開きや黒ずみ、角栓のつまりが気になる毛穴の主な役割をまず解説し、その後に皮脂膜の働きについて説明していきます。

それでは、マイナスのイメージを払拭する(?)、皮脂・皮脂膜のすんごい重要な役割について、見ていきましょう。

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皮脂についてのあれこれ

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毛穴の持つ役割

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体温調整機能

寒い日や、危険を感じたり、緊張することによって交感神経が優位になると、毛穴の周りにある筋肉は、毛穴を閉じ、毛を逆立てることによって、体温が逃げるのを防ぎます。

いわゆる鳥肌が立つというのがこの状態を指します。

鳥肌が立つ時は、毛穴が体温の低下を防いでいてくれるのですね。

また、暑いときには逆に毛穴が開くことによって、体内の熱を外に逃がしやすくしています。

暑いときの体温調整機能としては、汗が蒸発する際の気化熱による体温低下作用を思い浮かべると思いますが、毛穴も体温調整機能の役割を担っています。

老廃物排出機能

毛穴は、体内から排出された老廃物や逆に外から入った汚れを汗や皮脂と共に排出する機能を持っています。

いわゆるデトックスという機能ですが、デトックスには毛穴も一役かっているのです。

肌の保湿とバリア機能

私達の肌は適度に保湿されていることで、外部のほこりや雑菌などから守っています。

毛穴から排出される皮脂と汗が混ざって作られる肌表面の皮脂膜は、天然の保湿クリームとして働き、肌内部の水分が肌表面から蒸発し、肌が乾燥してしまうことを防いでいます。

毛穴が多く集まっていると言われるTゾーンは、バリア機能も高く、乾燥などの肌トラブルが起きにくくなっています。

Tゾーンは、皮脂分泌量が多く、特に夏場にテカリが気になる箇所ですが、皮脂によって防がれている肌トラブルもあるのですね。

フェロモン分泌機能

毛穴には、アポクリン腺という汗腺が付着しています。

アポクリン腺は、脇に多く、わきがの臭いの発生源として知られていますが、フェロモンを分泌する腺でもあると言われています。

人間を含む動物が、異性に惹かれる原因の1つとして、フェロモン、つまり異性の匂いがあるとされています。

わかりやすいのは、思春期にある女子が父親の匂いを不快に感じる現象です。

動物は進化の過程において、生存力を高めるために、遺伝子上、自分と離れた相手との交配が望ましいとされています。

そのため、自分と遺伝子上、離れた相手の匂いを良い匂いと感じ、近い相手の匂いを不快と感じるようになっているのです。

これがフェロモンの正体です。

それでは、ここでも少し解説した、皮脂膜のもたらす水分の蒸散を防ぐ保湿作用、外部刺激からの保護作用について、詳しく見ていきましょう。

皮脂膜の役割

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保湿作用

皮脂膜は、NMF(天然保湿因子)やセラミドと共に、3大保湿因子の一つで、このコーティング作用により角質からの水分の蒸発を防いでいます

角質層を形成するものには、角質細胞角質間細胞脂質とがあり、角質細胞内のNMF(天然保湿因子)と角質間細胞脂質の主成分であるセラミドなどの脂質の働きから両者がレンガのように積み重なり、この働きと皮脂膜とのバランスが角質層の保湿作用を呈するのですが、これが紫外線や肌のターンオーバーの乱れなどの内的、外的要因によりそのバランスが崩れると、角質細胞と角質細胞間脂質との密着した形状が隙間の多い構造になってしまい、その隙間から水分が蒸発していってしまうのですが、これ以上の水分の蒸発を防ぐ働きをしてくれるのが、この皮脂膜です。

お風呂から出たばっかりの時には、お肌に水分がたくさん含まれた状態ですが、なにもしないとすぐに乾燥して、ツッパってしまいますよね?

そんなことからも、皮脂膜の肌への役割が実感できるのではないでしょうか。

また、角質層の表面をコーティングしているので、角質の剥がれ落ちを防ぎ、それがターンオーバーの乱れ(早まる)を防いでもいます。

保護作用

皮脂の成分である脂肪酸、汗の成分である乳酸やアミノ酸などの影響により、肌表面は弱酸性に保たれています。

これがどのような影響をもたらしているのかというと、酸性環境下を嫌う細菌やカビ菌などの侵入や繁殖を防ぎ、肌環境を守っています

洗顔などで、肌表面の皮脂膜を除去しても皮脂分泌が正常であれば、15分〜2時間程で肌表面は弱酸性化するようです。

この性質をアルカリ中和能と言います。

また、単純に、肌表面をコーティングしているので、外部刺激から肌をガードし、それに加え、ツルツルした肌には緩衝作用もあります。

また、皮脂膜は熱を伝えづらい断熱効果があるため、温度変化の影響を緩和してくれてもいるのです。

以上からも分かるように、皮脂膜は、天然の保湿クリーム、乳液と言われるように、本来は私達の肌や髪に潤いを与えたり、外敵から守るバリアーの働きをしてくれているのです。

しかし、これが過剰であったり、不足すると働きが悪い方へ傾いてしまいます。

それぞれ、具体的に見ていきましょう。

皮脂分泌が過剰な場合

皮脂の分泌量は性ホルモンが大きく影響し、思春期から成人(女性では20歳代、男性では20~40歳代)にかけて多く、その後は加齢とともに減少していきます。

女性の場合は月経後の黄体期にも増加します。

季節の影響も大きく、夏は皮脂分泌が多く、冬は少ないです。

これは、温度が高いほうが皮脂が自由に動けるからだそうです。

夏はこれにプラスして汗もあるので、女性は化粧崩れなどで大変ですね。

冬は温度が低いため、皮脂が固まって中々出てきづらくなるのだとか。

また、顔の部分では、Tゾーンと呼ばれる、おでこ、眉間、鼻にかけて皮脂腺が分布しているため、テカリやすくなります。

また、皮脂腺は体の中心に多く分布しています。

そして、この皮脂が多いと、その皮脂の多い環境を好む常在菌が増殖し、皮脂が毛穴に詰まり、脂漏性皮膚炎ニキビなどの肌トラブルがどうしても起こってしまいます。

また、肌表面の脂質は、紫外線や酸素に触れることにより、酸化され、過酸化脂質に変質し、肌荒れシワの原因になります。

余談ですが、洗顔をするときは、Tゾーンから洗い始めるのが基本です。

顔のどの部分も同じレベルで洗っていては、皮脂の少ない部分が乾燥してしまうのは当然のことですよね。

注意しましょう。

皮脂分泌が不足している場合

皮脂の分泌量が少ないと皮脂膜の働きが弱まり、表面から水分が蒸発し、乾燥をもたらします。

そして、その乾燥は肌老化の原因でもあり、シワができやすくなり、アトピー性皮膚炎乾皮症、さらに乾燥性皮膚炎を引き起こすこともあります。

また、皮脂膜の働きが弱まることで、肌表面のphがアルカリに傾き、細菌などの影響を受けやすくなり、こちらも肌荒れを引き起こします。

以上のことから、美肌を作る環境とは、角質層の保湿成分と皮脂膜、どれも欠かすことのできないものであると同時に、それらのバランスがとても大切なのですね。

NMFやセラミドなどの脂質を十分量生成させるためにも、ストレスなどを溜めず、ホルモンバランスを崩さず、ターンオーバー、皮脂の分泌量を正常化させるような生活習慣を送るのが、理想ではないでしょうか。

自らに備わる機能が最大限に発揮されるよう、自分の体をメンテナンスしましょう!

まとめ

というわけで、皮脂膜の肌への重要な働きについてのあれこれでした。

皮脂膜は、皮脂の分泌が過剰でも、不足しても、我々の肌に悪影響を及ぼす存在へと変わってしまうので、日頃のケアがとても重要ですね。

まず、自分の肌がどのような肌質、体質であるのかを理解し、生活習慣から見直せるものがないかを探り、それを前提として、化粧品などを利用するのが良いでしょう。

脂性だからと言って、一日に何度も油取りシートを使いまくるのは脂肪膜の働きから考えても、有効とは言えませんので、使うならば、しっかりと保湿も考えなければなりません。

テカるから皮脂を除去するという対症療法的なケアではなく、なんで皮脂の分泌が過剰なのかを考えなくては、本当のケアとは言えません。

日頃のケアを通じて自分の肌をよく観察し、なぜそうなっているのかを常に考えるようにしましょう。

それでは最後まで読んで頂きありがとうございました。

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