皆さんは一日に何回顔を洗うでしょうか。
少なくとも毎日一度は顔を洗う機会がありますよね。
人によっては一日二回、三回以上洗っているという人もいるかもしれません。
特にお化粧をする女性などは化粧前に汚れと脂を落とすのに必ず顔を洗うという人が多いと思います。
この記事では、正しい顔の洗い方について調べた結果をお伝えします。
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正しい洗顔の仕方と間違った洗顔の仕方
そもそもなぜ顔を洗うのか?
今更という気もしますが、顔を洗うのは汗やホコリなどの汚れや酸化した皮脂を洗い流して、皮膚や毛穴を綺麗にするためです。
顔を洗わないと、皮脂が酸化した「過酸化脂質」ができ、顔に溜まって老化を招きます。
ホコリや汗などの汚れを放っておくと、そこに菌が繁殖してニキビの原因になります。
しかし、過度な洗顔は必要以上に皮脂を取り除いてしまい、それが皮脂の分泌の促進を、肌表面を擦るような洗い方は肌の角質を自分で剥がしてしまい、肌のターンオーバーの促進させてしまいます。
洗顔は毎日行うことですので、その間違ったやり方はそれ自体が肌へのダメージとなり、その蓄積がシミなどの肌老化を促進させてしまう可能性もあるため、きちんとした方法で洗顔を行うことは、とても重要なのです。
それではまず、間違った洗顔方法について見ていきましょう。
間違った洗顔方法
①熱いお湯で洗っている
熱いお湯を使うと肌がさっぱりする気がしますが、皮膚を保護するのに必要な皮脂まで落としてしまい、乾燥しやすくなります。
洗顔の際は30~34度のぬるま湯が一番です。
②額や鼻などを擦るように洗っている
Tゾーンは皮脂腺が多く分布しているため、テカりやすいことから、それを綺麗にしようと、念入りにゴシゴシ擦るように洗ってしまうと、その摩擦が皮膚への負担になり、ひどく乾燥してしまうことがあります。
これは角質層の角質細胞と角質間細胞脂質とがその摩擦によりバランスを崩しまうことが原因です。
肌の保湿は、このバランスをいかに形成するか、保つかが重要になります。
目元や口元は特に皮膚が薄いため、泡がクッションになることを意識しながら、そっと優しい力加減で洗うようにしましょう。
③2分以上かけて洗顔をしている
長時間肌に洗顔料や石鹸の泡を乗せていると肌に負担がかかりやすく、皮脂を取り除きすぎてしまいます。
洗顔は1分から1分半を目安に行いましょう。
夜は外気に触れるので少し眺め、朝は最低限の皮脂を取り除くだけの洗顔を心掛けるのが良いでしょう。
④タオルで擦るように拭いている
洗顔後、早く水分を拭き取るために皮膚を擦るように拭くと洗顔時よりも強いダメージを肌に与えることになります。
軽くポンポンと押さえるようにして水分を吸わせるのがベストです。
また、タオルが古く繊維が毛羽立っていたり、ごわごわしたタオルを使用するとそれだけでも肌が乾燥する要因になり得ます。
なるべく定期的に買い替え、購入の際はやわらかい繊維のものを選ぶようにしましょう。
⑤一日に3回以上洗顔している
肌の脂っぽさが気になったとしても、一日に3回以上の洗顔は控えておきましょう。
肌を保護するためにはある程度の皮脂が必要なのですが、顔を洗い過ぎると、その皮脂まで洗い流してしまいます。
そうすると、乾燥から保護するために肌の皮脂分泌量が増えます。
結果として、余計に脂っぽい肌になってしまうということになります。
脂性肌の方は、その皮脂を過剰に取り除くだけに徹してしまう傾向がありますが、それ自体が脂性肌を引き起こし、皮脂分泌を過剰にしているケースが多いです。
しかし、お化粧後のクレンジングはこの限りではありません。
皮膚や毛穴に化粧下地やファンデーションが残ったままですとニキビなど肌荒れの原因になりますので、しっかり洗い流しましょう。
もちろん、どんな時も、どんな肌質の方にも保湿は重要ですので、過剰な皮脂の除去に気を払いながら、同時に保湿も常に意識しましょう。
それでは、次は正しい洗顔方法について見ていきましょう。
正しい洗顔方法
①洗顔料に水をよく含ませ泡立てる
泡立てた泡が肌と手の間のクッションの役割をしますので、その泡に汚れを溶かし込むことを意識し、濃密な泡のクッションを利用して洗うようにしましょう。
このとき水分が足りないと、きめ細かい泡に見えますが固く肌刺激の大きい泡になってしまいますので、注意。
②夜はしっかりクレンジング、朝は肌状態に合わせて
夜の洗顔は一日に蓄積した汗や汚れ、皮脂をしっかり取り除くことを意識しましょう。
化粧をした人は先にクレンジング剤を肌に馴染ませ、ポイントメイク用リムーバーなども駆使して全ての化粧を浮かせてから、ぬるま湯で落とします。
それから、石鹸や洗顔料を使って汚れを落とします。
先程も書きましたが、朝は「しっかり洗った方がいい」という人と「洗う必要はない」という人がいます。
・朝しっかり洗った方がいい理由
→寝ている間も皮膚は皮脂分泌をしています。ですので、朝起きたときにはすでに酸化皮脂ができており、洗わないと皮膚の老化の原因になります。脂性の人や皮脂分泌量の多い人はしっかり洗った方がよいでしょう。
・朝はしっかり洗う必要がない理由
皮膚は皮脂によってコーティングされることで乾燥から守られています。夜にも洗ったのに朝も洗うと、乾燥肌などの皮脂分泌量の少ない人は乾燥しすぎてしまいます。
よって、朝の洗顔は皮膚の状態を見て、どうするか決めてください。
水だけで洗顔する、拭き取り化粧水を洗顔代わりに使用するなどといった方法もありますが、いずれも自分の肌質をしっかりと理解・把握した上で行うことが前提です。
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③皮脂分泌の多い部分から洗う
皮脂分泌量の多い、額、鼻のTゾーンに最初に泡を乗せ、次に頬に泡を乗せて全体をクルクルと円を描くようにして洗います。
目の周りや口の周りは皮膚が薄いため、泡を乗せる程度で十分です。
日本人は混合肌が一番多いと言われます。
しかし、これは顔の皮脂線の分布にムラがあるので、当然のことなのです。
なので、その皮脂腺の多く分布するTゾーンを最初に洗い、皮脂腺の少ないUゾーンは軽く泡を乗せるだけで十分なのです。
④ぬるま湯でしっかりすすぐ
30~34度のぬるま湯で流し残しがないように洗い流します。
ここでも皮膚を擦ることは避け、ぬるま湯を皮膚に付ける感覚で流しましょう。
顔全体がスッキリするまで続けます。
あごや髪の生え際やこめかみ、小鼻のキワや目頭付近など、顔の端や凹凸の多い部分は泡が残りやすい部分です。
洗い残しは肌荒れの原因になりますので、ゴシゴシとしっかりと洗うことよりも、しっかり洗い流すことを意識した方が良いと思います。
⑤清潔でやわらかいタオルで拭
強く擦らないように注意して水分を取り除きましょう。
ポンポンと押し当てて水分を吸収させることをイメージしてください。
⑥洗顔後はスキンケアをする
タオルで拭き終わった瞬間から肌は乾燥し始めます。
風呂上がりは肌内部に沢山水分を蓄えた状態ですが、皮脂がまだ十分量分泌されていないため、それはすぐに肌内部から出ていってしまいます。
なので、なるべく早く化粧水をつけるようにしましょう。
また、顔を洗い終わって乾燥するまでの間は、化粧水の浸透率が高い状態でもあります。
どうしても洗顔後スキンケアまでの時間が空いてしまう人は、洗顔直後にプレ化粧水として化粧水をスプレーで吹き付けたり、オールインワンジェルを使用したりするという手もあります。
まとめ
いかがだったでしょうか。
毎日行う洗顔ですが、方法を見直すことで肌トラブル解消のきっかけになるのではないでしょうか。
特に肌トラブルがない方も、正しい洗顔を意識することで今よりも美肌になれるかもしれません!
それでは最後まで読んで頂きありがとうございました。
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