冬の行事 季節の行事

木枯らしという冬の季語の意味とは?木枯らし一号の条件や定義は?

投稿日:

july-pass
「木枯らし一号が吹きました」とニュースで耳にしたこと、ありませんか?

この「木枯らし一号」とは、どのようなものなのかを把握している方はどのくらい居ますでしょうか。

よくわからないという方に、木枯らし一号の意味や定義、また気圧配置などからもお話ししていきます。

冬の季語・木枯らしの意味と木枯らし一号の定義と条件

iceland

木枯らしの意味や木枯らし一号の定義や条件は?

『木枯らし』読み方は、「こがらし」で、「凩」とも書くことがあります。

木枯らし1号は、季節が秋から冬へと変化するときに、初めて吹く風のことを言います。

冬型の気圧配置となると、ユーラシア大陸から乾燥し、ヒンヤリとした空気が吹いて来ます。

そして、日本列島の中央部には山が連なってあるため、空気が山にぶつかり、上昇、そして冷やされ日本海側で雪や雨を降らせる仕組みになっています。

秋から冬にかけては、南半球側の太陽光の入射量が増加する一方、北半球ではそれが逆に低下します。

すると、日本周辺は海洋性の気候よりも大陸性の気候の影響を強く受けるようになります。

これは、水(海)よりも地面(陸)の方が比熱が小さいため、入射量が低下する秋から冬にかけては、相対的に、海洋側では上昇気流が、大陸側では下降気流が発生しやすく、これにより西高東低の冬型の気圧配置を取ります。

木枯らしの定義としては、『西高東低の気圧配置の時、8メートル以上の風が吹くと木枯らし一号』と認定されます。

具体的には、10月の半ば、晩秋から11月の末、初冬の間に初めて吹く8メートル以上の風です。

気象庁によると、東京地方と近畿地方でこのような定義を満たす風が吹くと木枯らし一号のお知らせをニュースなどで流しますが、この木枯らし一号の発表は『季節の風物詩』という意味でも私たちに知らされます。

ちなみに木枯らしの語源は、「木の葉を落とし、枯らすほどの風」という意味があります。

東京と近畿地方での木枯らし一号の基準は少し違っていますので記載します。

東京地方

時期・・・10月半ばから11月末
気圧配置・・・西高東低の冬型
風向き・・・西北西から北
風速・・・最大風速8メートル以上

近畿地方

時期・・・10月23日から24日(霜降)〜12月22日前後(冬至)まで
気圧配置・・・西高東低の冬型
風向き・・・北寄りの西北西から東北東
風速・・・最大風速8メートル以上
 (これは大阪・神戸・京都・舞鶴・彦根・和歌山・奈良のうちの3地点にて観測の場合です。)

木枯らし一号が吹くのは、なぜ東京都・近畿地方だけなの?

木枯らし一号は、東京と近畿地方にしか発表されません。

それは、北陸や東北には季節風である木枯らしが吹くのは当たり前のことと認識されているため、ニーズや話題性のある東京や近畿地方でしか発表されないということらしいです。

確かに、東北あたりの人たちは寒い風が吹くのは当たり前ですので、話題にあげるほどでもないということなのでしょうね。

よって、東京と近畿地方以外でも吹きますが、気象庁からの木枯らし一号の発表はされません。

ちなみに、一号はあっても二号、三号の発表はありません。

冬の季語:木枯らしは英語ではどのように言う?

木枯らしは、冷たい寒々しく吹く風のことで初冬の季語となります。

木枯らしを使った俳句もあります。

木枯らしに 岩吹とがる 杉間かな

 

松尾芭蕉が詠んだ俳句です。

「冷たい木枯らしが杉の木の間を吹き通ってゆく。樹間から見え隠れしている岩が尖って見えるほどに風が強い」と言う意味です。

本当に寒い風だということがよく伝わる俳句ですよね。

また、英語では、日本と全く同じ意味を持つ「木枯らし」という言葉はないようです。

もし英語で伝えるならば、 「Cold wintry wind」や、「cold wind」となります。

やはり、寒いという意味合いの単語、coldが入っていますね。

まとめ

何気に耳に入っていた木枯らしという言葉は、秋が終わりを告げ、寒い寒い冬がやって来ますよ!という合図だったのですね。

松尾芭蕉だけでなく、多くの俳人の方々も「木枯らし」を使い詠んでいることからも、木枯しは昔から日本人の肌で季節の移り変わり感じていたのでしょう。

日本人はこのように、季節の移り変わりを肌で感じそれを言葉にすることが多いような気がします。

とても風情があっていいなと思います。

それでは最後まで読んでいただきありがとうございました。

記事下

記事下

-冬の行事, 季節の行事

Copyright© zelogos , 2018 All Rights Reserved Powered by AFFINGER4.