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お正月にやってくる歳神様とは?飾り物・お供え物の由来や意味は?

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mt-fuji
お正月には、様々な飾り物や食べ物がありますが、それらの意味を考えたことはありますか?

お正月だということで、掃除をしたり、飾り立てたり、お料理を用意したりなど、その殆どは、年神様を招き入れ、歳神様にお供えするものなのです。

それでは、歳神様とはどの様な存在なのでしょうか?

というわけで、この記事では、歳神様の由来や、お正月の飾り物や食べ物の意味などをまとめていきます。

歳神様の由来とお正月飾りの意味

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歳神様の由来とは?

歳神様とは、元旦に、家々に幸せをもたらすために、初日の出と共に高い山から降りてくる神様のことです。

その歳神様を導くために門松が飾り立てられ、他にも注連縄や鏡餅などが、お正月には用意されますね。

その歳神様の由来についてですが、それは諸説あるのですが、祖霊という考え方が有力なようです。

元々、農耕民族であった日本人は、山の神を田へと導き、田の神として豊作を祈願し、秋の収穫の時期には、豊作を田の神に感謝し、山へと導き、山の神として祀るということが一般的でした。

そして、その山の神とは、元々は先祖の霊=祖霊であるという説です。

というのも、人間は亡くなると生まれ育った地元の山へと上り、山中の常世に赴いて祖霊となり、そこから子孫を見守るという信仰が日本人の根底にあるため、そのことから初日の出と共にやってくる歳神様は祖霊ではないか、という考え方です。

もちろん、この様な短絡的なものではなく、様々な慣習が集合することで、このような説が導かれているということです。

そして、その歳神様を、初日の出と共に迎い入れ、お祀りする行事がお正月なのです。

それでは、歳神様を迎え入れるに当たり、行う準備やお供え物などを見ていきましょう。

歳神様を迎えるには

まず、歳神様を向かい入れるのですから、お正月に間に合うように大掃除をします。

ただし29日は、9の数字が「苦」、31日は年神様がやって来る日ということで掃除をすると運まで逃してしまうということから29日と31日は避け、28日までにしたほうが良いとされています。

ちなみに、しばしば日本は、キリスト教やイスラム教などの一神教とは違い、山や川、海、動物など、万物に神が宿る、八百万の神がいると言われますが、本当にその数が存在するのではなく、8という数字がとても縁起の良い数字とされ、数の多い例えとして、この数字が用いられているのです。

次に、お正月に年神様が迷われることのないように目印として、しめ縄や門松を用意します。

「しめ縄」とは?

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しめ縄には神様の占める場所という意味があり、歳神様の聖なる空間を作り出します。

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「門松」とは?

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お正月に家の前に松や竹を用いた正月飾りのことをいいます。

昔、樹木に神が宿るとされたことから、歳神様の依り代とされました。

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歳神様へのお供え物

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次に歳神様のお供え物で、鏡餅とおせち料理があります。

まず鏡餅ですが、鏡餅が昔の円形の鏡に似ていることから「神が宿る」といわれています。

そのことから鏡餅は年神様のお供え物でもあり、依り代になったといわれています。

鏡餅には、お餅以外にも縁起の良いものが使われています。

お餅の上にのっている橙(だいだい)(今はみかんで代用するところが多い)は、「家が代々栄えますように」といわれ、裏白(うらじろ)は、穂長で、表は緑で裏は白いことから"裏を返しても心は白い"として、心の潔白と白髪になるまで長生きするという思いが込められています。

続きまして、おせち料理についてです。

もともとおせち料理は節会や節句に作られていましたが、お正月が最も重要とされるようになり、豪華になったということです。

おせち料理は、お正月に年神様をお迎えするにあたり、台所で物音をたてたり騒がしくしないように年末からおせち料理を作ります。

そして、歳神様にお供えしてから私達が頂きます。

ところで、おせち料理の中身には色んな意味が込められています。

主なものはこちらです。

黒豆・・・一年中まめに働けるように健康を願う

数の子・・・子孫繁栄を願う

田作り・・・その昔、田んぼにイワシを撒いて大豊作になったことから豊作を願う

伊達巻・・・巻物に知識や文化の発展を願う

栗きんとん・・・金運を呼ぶ

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まとめ

いかがでしたか?

お正月とは新年のお祝いをするというだけではなく、歳神様やご先祖様を迎える日でもあったのですね。

歳神様やご先祖様を迎えいれるために大掃除をし、各家に迷うことのないよう目印となる「しめ縄」や「門松」を用意し、歳神様に心地よく過ごして頂くためにお供え物である鏡餅やおせち料理をお出しするんですね。

「日本人のおもてなしの心」というものは、こういうところから通じるものなのかもしれないですね。

それでは最後まで読んでいただきありがとうございました。

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