毛穴・角栓

【毛穴レス】毛穴も角栓もなくす方法!除去だけではなくならない理由とは?

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毛穴の開きや黒ずみ・角栓の詰まり、たるみ毛穴など、毛穴トラブルは幅広い年代で悩みの多い肌トラブルです。

そして、その誰もが憧れるのが、毛穴レスと呼ばれる美しい肌状態です。

一体、毛穴レスの肌状態と、毛穴の目立つ肌状態では、なにが違っているのでしょうか?

毛穴トラブルの原因から毛穴レスに近づくためにはどうしたら良いのかについて、あれこれまとめていきます。

毛穴レスと毛穴が目立つ人の肌状態の違い

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毛穴が目立つとは?

顔の毛穴は約20万個存在し、大人から子供でその数に変化はなく、人間個体間でも殆ど差はないとされています。

なので、毛穴自体が開いたり、黒ずみ・角栓が詰まることで目立つのです。

では、なぜ、毛穴は開いたり、黒ずみ・角栓が詰まるのでしょうか?

毛穴が目立つ原因

毛穴トラブルの原因は様々考えられますが、やはり、主な原因とされるのは皮脂です。

皮脂の分解生成物である高級脂肪酸には免疫系を活性化させる働きがあり、これによる毛穴内部の微弱な炎症=肌荒れが起こって毛穴の出口(毛孔部)に表皮細胞の増殖=ターンオーバーを亢進させ、その結果、毛穴をすり鉢状=円錐状の構造にしてしまうのです。

これが、いわゆる、毛穴開きの状態です。

毛穴自体の大きさも個体間であまり違いはないとされ、毛穴の出口がすり鉢状に凹むことで毛穴が開いて見えるのです。

つまり、毛穴の出口がラッパのように開いているのか、そうでないのかの違いなのです。

それではこれについてもう少し詳しく見ていきましょう。

毛穴の開き・黒ずみ・角栓の詰まりと皮脂

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皮脂の主成分であるトリグリセリドは、皮膚常在菌であり、ニキビの原因菌とも言われるアクネ菌の分解酵素リパーゼにより、オレイン酸などの不飽和脂肪酸へと分解されます。

そして、この不飽和脂肪酸が炎症誘発物質の働きをします。

具体的には、不飽和脂肪酸が表皮細胞内にカルシウムイオンを誘導させるスイッチをONにすることで、細胞内をプラスの電荷に偏らせます。

この状態がシグナルとなり、免疫系が活性化、連鎖的な炎症反応へと移行します。

そして、この炎症反応=肌荒れは、表皮細胞の増殖(ターンオーバーの亢進)を促します。

この表皮細胞の増殖は、正常なターンオーバーの周期よりも短いため、セラミドやNMFなどの脂質や垢となって剥がれ落ちる際の分解酵素が不足した、菲薄化した細胞を次々と生み出させることになります。

表皮細胞は元々、最下層の基底層から細胞分裂が行われ、それが上層へと押し上げられると同時に、成熟・分化していき、角質層の手前で細胞核が失われ(脱核)、その際にセラミドやNMFなどの脂質の素となる物質を放出することで、角質層内に水分を保持する能力が付加されます。

そして、角質層は、その脱核した角質細胞とセラミドなどの角質細胞間脂質とがレンガのように積み重なり、水分をサンドイッチすることで、角質層内の水分量を保持するとともに、肌のバリア機能をもたらすのです。

しかし、この肌荒れを起こした部分には、細胞核が残存した細胞が散見され(不全角化)、その細胞核が残存した不全角化の状態では、細胞が扁平にならずいびつで、隙間の多い構造をとるため、その隙間から水分が蒸散してしまう=肌のバリア機能の低下を招くのです。

そして、この不全角化が毛穴の出口(毛孔部)で起こると、毛穴がすり鉢状=円錐状の構造になってしまうようです。

なぜ、毛穴の毛孔部がすり鉢状になるのかは未だ分かっていないようですが、その原因が皮脂の分解生成物である不飽和脂肪酸(オレイン酸・パルミトレイン酸など)が有力であることが、資生堂の研究で明らかになりました。

資生堂、毛穴の皮膚特性を科学的に解明

おそらく、毛穴の出口を開大させることで、炎症へと悪化させないための自己防衛のひとつではないでしょうかね。

さらに、角質層内に水分を保持する能力が落ちると、角質層と角質間細胞脂質との間の結合(デスモソーム )を解く分解酵素(プロテアーゼ)の働きを弱め、加えて、細胞自体が萎縮・硬化していることで、角質のスムーズな排出を阻害します。

すると、毛穴内部に角質が滞留するようになり、そこに注ぎ込まれる皮脂とで毛穴内部はどんどん狭くなり、いずれ角栓となって毛穴をふさいでしまうと、今度は酸素と触れ合う機会を失った嫌気性のアクネ菌がCAMP因子(Christie-Atkinson-MunchーPeterson factor)という毒素を産生するようになり、これに対して免疫系が活性化、連鎖的な炎症反応から赤ニキビなどの炎症性ニキビへとつながっていくのです。

つまり、皮脂によるターンオーバーの亢進状態が毛穴内部の角質の排出と生成のバランスを崩し、毛穴に汚れが溜まってしまうのです。

毛穴レスと呼ばれる美しい肌状態は、正常なターンオーバーにより、セラミドやNMFなどの脂質・酵素を十分に含んだ細胞で角質層が形成された状態なのです。

なので、毛穴が目立つ人は、毛穴内部のターンオーバーを正常化させてやれば良いだけの話しなのです。

しかし、これを実際に実現するのは至難です。

というのも、まず、皮脂の分泌を司るのは主に男性ホルモンですが、これは表皮細胞を増殖させる働きもあり、もうこいつが過剰なだけで十分に毛穴を詰まらせ、ニキビを増やす原因となり得る。

そして、皮脂中の不飽和脂肪酸の量も人それぞれで異なり、毛穴が目立つ人はこれ自体が多いことが考えられますし、加えて、免疫反応であるという点がまた体質的な個人差がある要素です。

なので、毛穴レスになるには、上に書いたことを完全に克服する必要があるのです。

ですが、実際、すでに何もしなくても毛穴が目立つ状態にある人が上に書いた要素を完全に克服することは難しいでしょう。

しかし、完全に克服することは難しくても、改善させるぐらいであれば十分可能だと思います。

ここで日頃自分が行なっている毛穴の黒ずみ・角栓の除去・取り方をチェックしていただきたいと思います。

あなたの毛穴の黒ずみ・角栓除去方法は本当に正しい?

上に書いたように、何もしなくても毛穴の汚れが溜まってしまう状態ですので、当然それを綺麗にするかと思います。

毛穴パックや酵素洗顔、ピーリングなどさまざまな毛穴ケア用品が存在しますが、皆さんはどのようなものでそれを除去していますか?

そして、何を基準にそれを使っていますか?

ほとんどの人が、よく取れる!ごっそり取れる!という点を重視するかと思いますが、その黒ずみ・角栓を除去する際にもターンオーバーの促進を促してしまいます。

わかりやすいところで言えば、ピーリングは、グリコール酸やサリチル酸などのフルーツ酸の力で肌表面の肥厚化した角質を分解し、それを取り除くことで毛穴を綺麗にし、ニキビの予防にもなりますが、同時にターンオーバーを促進させる効果もあります。

それが肌内部のメラニンを排出することでシミの改善にも期待ができるという促進させることでもメリットが生まれるという人ならば使う価値があるのですが、毛穴が目立つ状態にある人は、そもそもの原因が皮脂によるターンオーバーの促進であるのに、自らがそれに加担するようなケアを軽い気持ちで行うと、その時は綺麗になっても結果的に治すという点ではメリットを得られない可能性があります。

そして、このような角質に作用させるケアの多くは、使う人の腕に大きく左右され、使う人がそれを上手に扱えなければデメリットばかりが肥大化し、悪化してしまうことが少なくないのです。

なので、黒ずみ・角栓を除去する際には、角質を除去することで得られるメリットと、ターンオーバーを促進させてしまうデメリットなどを天秤にかけ、総合的にプラスの要素が多くなるようなケアだけを選んで行わなくてはならないのです。

しかし、多くの場合それはどうでもよくて、肌の見た目上の問題がとりあえず解決されればOKという人が多いので、あまりそのようなことを考えている人は少ないですよね。

毛穴レスの方は、毛穴を綺麗にするようなことをあまりする必要がないので、そもそもそれらの要素に干渉することも少ないのですね。

ですが、本当に毛穴を治したいと思うのならば、そこまで考えた上で、ひとつひとつのケアは行わなくてはなりません。

毛穴内部のターンオーバーを乱す要素の中で、皮脂自体の影響がまずありますが、それ以外の部分をまずは潰していくことが、毛穴トラブル改善には必須なのです。

そのためにはターンオーバーの周期に干渉しないことを意識することが重要です。

それと同時に皮脂の分泌をコントロールする努力をしていくのです。

ターンオーバーの周期に干渉しないとは?

ターンオーバーのリズムに自らが関与しないことが重要です。

具体的には、角質を無理やり剥がすことはその部分の表皮細胞の増殖を促しますし、肌内部の脂質を洗い流すことによる肌の内部乾燥は皮脂の分泌を過剰にさせ、上に書いた毛穴の炎症を悪化させます。

このように、普段のスキンケアによって、自らが肌を悪くさせているということも十分考えられるので、最も負担のかかる洗顔とクレンジングを、まずは見直しましょう。

皮脂の分泌をコントロールするためには?

皮脂の分泌を司るのは主にホルモンで、特に男性ホルモンです。

男性ホルモンのテストステロンが5αリアクターゼに還元されたジヒドロテストステロンが皮脂線に働きかけ、皮脂の分泌を促すのです。

また、ストレスを受ければ交感神経が刺激され、副腎皮質ホルモンが分泌、それと同時に副腎皮質由来の男性ホルモンが過剰になります。

上に書いたように、男性ホルモンは皮脂の他にも、角質細胞の増殖を促します。

女性であれば生理前の黄体期にプロゲステロンが過剰になり、相対的に男性ホルモンが優位になり、皮脂の分泌を過剰にさせます。

他にも、当然、食事でも高糖質・高脂質食が皮脂の過剰分泌を招き、肌の内部乾燥状態が皮脂の分泌を過剰にさせます。

このように、皮脂を過剰に分泌させる要素を一つ一つ認識し、その上で自分にはどの要素が強く影響しているのか、それを自分で考え特定し、それに対するケアをすれば、皮脂の分泌は改善されるはずです。

まとめ

というわけで、毛穴レスと毛穴が目立つ人の違いについてでした。

毛穴トラブルは、毛穴内部のターンオーバーの乱れが原因だったのですね。

そして、それは普段行うスキンケアが一層加速させてしまう可能性を秘めているのです。

毛穴の黒ずみ・角栓は文字通り除去するだけでは意味がないので、上に書いたようなことを頭に入れながら行うようにしましょう。

それでは最後まで読んでいただきありがとうございました。

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