クラシック 音楽

バッハ音楽の特徴と代表曲〜フーガ・インベンション・シンフォニア〜

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Piano
バッハは、バロック時代のすべての音楽の技法を駆使し、集大成をしました。

そして、伝統ドイツ音楽も守り抜きました。

時代とともに忘れられてしまいましたが、偉大な音楽家達は決してバッハのことを忘れてはいません。

ロマン派のシューマンは、毎日平均律クラヴィーア曲を練習していたそうです。

バッハの曲は、今聴いても、飽きることはありませんし、新鮮ささえ感じます。

この記事では、そんな偉大な作曲家・音楽家であるバッハについて、あれこれまとめていきます。

ヨハン・ゼバスティアン・バッハ

Bach

バロック時代の作曲家・バッハとは?

18世紀のドイツで活躍した後期バロックの作曲家・音楽家です。

バッハ(1685~1750)は、ドイツで生まれ、生涯のほとんどを宗教音楽のために費やし、鍵盤楽器の演奏家、即興演奏の大家としても知られていました。

後期バロック期、ドイツでは、中期バロック期に作られたドイツ風の音楽に加えて、イタリアやフランスの新しい音楽が取り入れられました。

このことは、古典派音楽に向かう近世音楽への準備的な時期でした。

ポリフォニーから、ホモフォニーに変わる時期です。

私達が現在親しんでいる音楽のさまざまな要素がこの時代に作られます。

ヘンデルやヴィヴァルディなどたくさんの音楽家が、バロック音楽から古典派音楽に移行していく中、バッハは、オペラの一つも作曲せず一生を宮廷ないしは教会の音楽家として過ごします。

バロック音楽とバッハ

今現在、バッハは、バロック音楽を集大成した作曲家といわれます。

バッハは、初期バロックから後期バロック音楽の各時代の様式を使って、それらを高度に駆使して自らの作品に反映させました。

その様式とは、楽譜に、低音部の旋律のみが示され、奏者はそれに適切な和音を付けて演奏する「通奏低音」による和声を基礎とし、複数の旋律を、それぞれの独立性を保ちながら、調和して重ね合わせる「対位法的音楽です」

バッハは、特に対位法的要素を重んじる傾向がありました。

バッハの対位法音楽とフーガ

対位法には3つ種類があります。

・教会旋法による音楽の対位法(厳格対位法)

・長調・短調による音楽の対位法(器楽的対位法)

・ 現代の音楽における対位法

バッハは、それまでの長調・短調の音楽による音楽の対位法に、和声の機能の考え方を加え、調性を強く意識し、声部間で旋律が模倣し合う「フーガ」を作り出します。

古くから「フーガ」原型はありましたが、バッハが《対位法音楽の最高の形式:フーガ》を完成させたといわれています。

それをよく表している楽譜が、平均律クラヴィーア曲1巻、2巻です。

平均律クラヴィーア曲

この平均律クラヴィーア曲は、「ピアノの旧約聖書」とも呼ばれます。

その当時、音楽家達は、オペラを作曲したり、対位法からホモフォニーへと移行していく中、バッハの音楽は、時代遅れとみなされていきます。(対位法とポリフォニーは、同じ意味であり、ポリフォニーの中に対位法があります)

よって、今では偉大なバッハですが、18世紀後半には、完全に忘れ去られてしまうのです。

しかし、バッハを偉大な音楽家として、尊敬していた作曲家もいました。

古典派のベートーベンや、モーツアルト、ロマン派のシューマン、ショパンなどです。

ショパンは、自分の曲なんか弾かずにバッハだけを練習したそうです。

そして、時代は過ぎ、ロマン派のメンデルスゾーンが、バッハのマタイ受難曲を演奏し、バロック時代の音楽が見直されるようになりました。

このことによって、バロック音楽が見直されるようになるのです。

その当時のブラームスのバロック風な曲を聴いても一目瞭然です。

バッハとの出会いとバッハの壁〜バッハインベンション〜

バッハとの出会いは小学生のときでした。

音楽をしばらく習っているとピアノの先生から「そろそろバッハを始めましょうか?」といわれます。

この私も小学校の時に、バッハの楽譜をもらいました。

「バッハインベンション」

ところが弾けません。

何故弾けないかと言いますと、今まではバイエルやブルグミュラーなど右手が旋律、左手が伴奏の曲のホモフォニーの曲ばかりやってきましたが

インベンションの曲は右手みたいな旋律がたくさん左手にもかかれてありました。

ホモフォニーからポリフォニーへ

バッハは、音楽の基本的な要点として、左手と右手の独立した動きを第一の基礎と考えます。

よって初心者にも、伴奏音型のみに甘んずる怠惰な左手を許さなかったのです。

だから小学生の私は、弾けるまで時間がかかったのですね。

そうです。バッハの楽譜をもらうということは、ホモフォニーからポリフォニーの勉強もしましょうね!ということなのです。

フーガ ト短調 BWV 578は、ポリフォニーがより感じられる有名なバッハの曲です。

バッハはちょうどポリフォニーとホモフォニーの勢力が拮抗し、やがてホモフォニーが台頭する時代に生きています。(モーツアルト、ベートーベン、ショパンなどはホモフォニーです。)

しかし、バッハの基本的なスタンスは、常にポリフォニーに置かれています。

バッハインベンションは15曲あり、先生から大事な曲だからといわれ全て暗譜しました。(譜面なしで弾くこと)

やっと、バッハから解放〜〜と思いきや「今度はシンフォニアね!」といわれます。

「シンフォニア」??なんですか???

インベンションからシンフォニアへ

楽譜を見てみると右手もメロディー、左手もメロディー、真ん中もメロディー、えっ!真ん中?

そうです。

真ん中のメロディーは右手と左手を交互に助け合いながら独立した一つの声部を弾くことでした。

ということは、インベンションは2声体の鍵盤楽曲のことで、シンフォニアは3声体の鍵盤楽曲です。
シンフォニアも15曲ありました。インベンションと合わせて30曲です。

次に使う楽譜は、音大生の皆さんは、ご存知の平均律クラヴィーア曲1巻、2巻です。

バッハが作曲した鍵盤楽器のための作品集であり、それぞれ24の全ての調による前奏曲とフーガで構成されています。

調の数は長調12・短調12で合わせて24になります。

まず、1番目の曲としてハ長調がでてきました。

一曲ごとに必ず前奏曲(プレリュード)とフーガがあります。

簡単にいいますと、本来は後のフーガがメインで、プレリュードはその精神的な準備、前奏、序曲みたいで、フーガはバッハらしい対位法がでてきます。

上にも書いた通り、バッハは『対位法』という作曲技法の大家でした。

バッハは対位法をもとにしたポリフォニー音楽をつくりあげたのです。

対位法とは、「縦の構造(すなわち、ある時間点における響きの構造)」よりも、旋律の「横の流れ」を重視しますので、時折、異なる旋律どうしが不協和にぶつかるということがポリフォニー音楽の魅力の一つです。

簡単にまとめますと声部を三つ、四つと重ねて、それぞれが対等に、独立しながらも、同時進行して絡み合い、一つの秩序となります。

まとめ

バッハのフーガの対位法作品は、本当に数学的、芸術的であって素晴らしい価値のある作品だと思います。

これに魅せられた人が、バッハファンといわれる方々です。

バッハの壁にぶち当たった私も今では、毎日バッハの平均律クラヴィーア曲を弾いてます。

間違いなくバッハファンでしょう。

弾けば弾くほどもっと弾きたくなる。

奥が深い音楽なのだと感じられずにはいられません。

皆さんもぜひ聴いてみてください。

それでは最後まで読んでいただきありがとうございました。

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