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府中・くらやみ祭り2019〜くらやみで放たれる神輿の光と神聖な儀式〜

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Kurayami-maturi
東京都府中市の大國魂神社で毎年行われる例大祭「くらやみ祭り」。

期間中は約70万人の人出で賑わう、とても大きなお祭りです。

この記事では、東京都指定無形民俗文化財となっている「くらやみ祭り」について、その歴史や由来、祭りの見所などをご紹介していきます。

府中・くらやみ祭りの由来や歴史!2019年の日程・見所

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くらやみ祭の「くらやみ」

くらやみ祭と聞いてキミは何が思い浮かぶだろう。

暗闇で行われる何か妖艶で不思議な世界に誘われていくような響きである。

その昔、庶民の間では「お祭りの神事は見てはならぬ」という儀礼があり、当時は人々が寝静まった暗闇に御神輿が出ていたことが「くらやみ」の起源だ。

大國魂神社(おおくにたまじんじゃ)の「くらやみ祭」は昔に比べて、現在は夕刻から開催されているものの、5日のクライマックスを迎える神事は22時以降も続き、東京府中の夜を幻想的に彩る祭りである。

大國魂神社と神々たち

くらやみ祭の正式名称は、大國魂神社例大祭である。

現在の東京、埼玉、神奈川に渡る地域は、武蔵国(むさしのくに)と呼ばれていて、その中心部が大國魂神社周辺であり、大國魂神社は各地の神様を祀る総社であった。

祭りの見所である神輿渡御で担がれている8基の神輿には、武蔵国の6つの神社の神様と大國魂神社の神様、御霊大神が入られているのだ。

神聖な儀式から祭り囃子の世界へ

4月30日 祭りの初日、品川海上禊祓式が行われる。祭りを司る神職の者が汐水で身を清め、汐水は神社へ持ち帰り帰社。さぁ、ここからが7日間に渡る壮大なスケールのくらやみ祭の始まりだ。

5月1日 祈晴祭では祭り開催期間中の晴天と人々の安全が祈られる。

5月2日 御磨式では御神輿に飾られる8枚の鏡が磨き清められる。

5月3日 夕刻から10台の山車が神社前に並び、昔話に出てくるような祭り囃子の競演が神社周辺で繰り広げられる。20時からは、こまくらべと呼ばれる競馬式が行われ、これは駿馬を当時の朝廷に奉納していた武蔵国時代の名残の行事だ。烏帽子と直垂姿の騎手を乗せた6頭の馬が走る姿は絵巻物の世界が現代に蘇ったかのように美しい。

5月4日 御綱祭と言われるこの儀式は、神輿を装飾してお祓いをすませ、神様が神輿に入られる準備が完了したことを示す。

4日の正午より華やかなパレードの萬燈大会、子供神輿が街を巡行し、神社大鳥居前では大太鼓の饗宴が繰り広げられる。

陽が沈み始めた夕刻、昔話のような祭り囃子の音にのって艶やかな山車が街を巡行し競演が始まる。幻想的な光が府中の夜に広がるこの日、お祭りムードへの突入を肌で感じることができるだろう。

くらやみで放たれる神輿の光と神聖な儀式

くらやみ祭で最大の見所となるメインイベントは、5日の夕刻から夜にかけて開催される。

全国から70万とも言われる人出で賑わうこの夜は、8人の神様を乗せた神輿が街を巡行し、御旅所(神様たちの休憩地点)まで渡御する。

くらやみ祭は、大國魂大神の府中降臨と、それぞれの神様の誕生を祝う祭だ

この夜、賑やかな神輿渡御の後は20時から23時にかけて、神聖な灯りの暗やみの下で、その一連の儀式が行われ、くらやみ祭のクライマックスを迎える。

翌日の6日は早朝の4時から8時にかけて8基の神輿が神社へ帰り「神輿還御」、神輿から神様を本殿に戻す儀式の「鎮座祭」を終えて、祭りは幕を閉じる。

くらやみ祭(大國魂神社例大祭)の日程やアクセス方法

開催日程: 2019年4月30日(木)〜2019年5月6日(月)

開催場所  大國魂神社
        東京都府中市宮町3−1 ℡ 042-362-2130
公共交通機関
        京王線府中駅から徒歩10分
        JR武蔵野線・南部線 府中本町駅から徒歩10分

大國魂神社〜くらやみ祭り〜

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