夏の行事 季節の行事

太宰治を偲ぶ日!桜桃忌とは?由来や読み方は?関連イベントは?

投稿日:

桜桃

日本で知らない人はいない昭和の超有名作家、太宰治

その文豪を偲ぶ日として知られる桜桃忌

記事では知ってそうで知らない太宰治の生涯について、また桜桃忌の由来(そもそも、なんてよむの?)、開催されるイベントなどについてご案内します。

桜桃忌の由来や禅林寺・その他でのイベント

太宰治

桜桃忌の歴史と由来

太宰治といえば、普段小説を読まれない方でもご存じの作家。

教科書にのった「走れメロス」など、その著作を一度は目にされているのではないでしょうか。

彼は1909年、青森県北津軽郡金木村(いまの五所川原市)で生まれました。

父は衆議院や貴族院の議員をした地元では有名な大地主。

そんな裕福な名家で11兄姉の10番目のとして生まれ、名門旧制青森中学から、同じく名門弘前高校に、さらに東京帝国大学文学部(仏文学科)に進学しました。

小説は青森中学在籍中から書き始め、弘前高校卒業後から「太宰治」の名で発表。

以降、「富士百景」「斜陽」「人間失格」など、いまでは誰もが知っている作品たちを世に送り出します。

しかし、作家としての隆盛をきわめていた1948年、6月13日に愛人の山崎冨栄と玉川上水で入水自殺をします。

その遺体があがったのが6月19日、奇しくも彼の誕生日(39歳の)でした。

この日が、太宰治を偲ぶ日、「桜桃忌」(おうとうき...と読みます)です。

「桜桃忌」命名の由来について。

桜桃」とは「サクランボ」のことです。

なぜ「桜桃」としたかについては、いくつかの理由があり、まずは太宰が死の直前に書いた短編小説「桜桃」に由来し、また亡くなった時期がちょうどサクランボの季節だったから。

さらに、太宰の作品や人生をサクランボの珠玉のような美しさに、なぞらえたという説もあるそうです。

この「桜桃忌」には関連する行事が太宰治のお墓がある東京三鷹市の禅林寺という黄檗宗のお寺で開催されます。

ちなみに、故郷の青森ではなく、この禅林寺に彼の墓があるのは、生前彼が界隈に住んでいたということと、生前、彼が崇拝する、ある有名な作家の墓の向かいに自分の墓をたてることを希望していたためです。

その作家とは森鴎外

禅林寺ではこの有名な2人の作家が向かい合って眠っているということにります。

桜桃忌の行事

もともとは、葬儀の後に知人などが毎年1度、彼を偲ぶ会を持とうという話から始まりました。

初回は亀井勝一郎が中心となり、親好のあった人たちが集まり、サクランボでもつまみながら故人を偲ぶという会で、数十人規模でおこなわれていたそうです(佐藤春夫、井伏鱒二、「桜桃忌」の名付け親、今官一などが参加)。

1960年代になり、彼の作品が教科書などに採りあげられはじめた時期から、一般のファンが訪れるようになり、現在では大きく分けて「墓前での法要」と「太宰治偲ぶイベント」が開催されています。

墓前での法要(禅林寺法要)

「桜桃忌」といえば通常、禅林寺で行われるこの法要を指し、多くの太宰治ファンが集まり、彼の墓前で手を合わせます。

禅林寺

偲ぶイベント

具体的なイベントについては、その年々によりますが「禅林寺」近くの「太宰文学サロン」で関連した行事が催されることもあります。

同サロンは、2008年に太宰治、没後60年と生誕100年を記念して、生前、彼が通いまた、その作品「十二月八日」にも登場する「伊勢元酒店」の跡地に開設された施設です。

太宰に関する展示を定期的に展示し、直筆原稿の複製や初版本など、貴重な資料を見ることができます。

また、太宰治の本やグッズなども購入できます。

「桜桃忌」関連イベントの予定など、詳しくはHPまで。

太宰治文学サロン

太宰治文学サロン:東京都三鷹市下連雀3-16-14 グランジャルダン三鷹1階

また「みたか観光ガイド協会」では毎年、桜桃忌に、太宰治の縁の地を巡るガイドでが主催されます。

※同様、ガイド(桜桃禅林寺山門前から三鷹駅の南口まで)は桜桃忌以外にも開催しています。詳しくは同協会HPで。

みたか観光ガイド協会

桜桃忌会場・アクセス方法

禅林寺:東京都三鷹市下連雀4丁目18−20

 <アクセス>
  電車
   JR中央線「三鷹駅」より徒歩10分(南口下車)

  バス
   JR「三鷹駅より小田急バス「八幡前」下車

  
   都心より車で40分
   駐車場:92台 駐車後20分無料
   ※ただし、観光目的での駐車はご遠慮ねがいます(同寺院HPより)。

禅林寺

まとめ

太宰治ゆかりの地としては生まれた青森、亡くなった三鷹以外に山梨県があります。

捨てにいった飼い犬が戻ってきたので毒団子を食べさせて始末しようとした..という恐ろしい小説(畜犬談)の舞台、甲府城や、眼下に富士五湖と雄大な富士山が広がる御坂峠の天下茶屋(富獄百景に登場)など。

うち、いまは食堂として営業している(以前は宿泊もできた)天下茶屋は何度かいったことがあるのですが、その景色の素晴らしさもさることながら、そこには太宰治が逗留していた部屋を復元した、彼の資料館があります。

当時使用した「机」や「火鉢」などを置き、関連するパネルなどが展示されています。

ちなみに、この天下茶屋でも桜桃忌の前後に同様行事を開催されているそうです。

本家、桜桃忌からは話がそれてしまいますが、ご興味があるかたは以下「天下茶屋」HPまで。

天下茶屋HP

太宰治も大好物だったという名物料理「ほうとう」は絶品!!

ただし日が沈む前にいきましょう、その理由は....

記事下

記事下

-夏の行事, 季節の行事

Copyright© zelogos , 2019 All Rights Reserved Powered by AFFINGER4.