春の花

イングリッシュラベンダーの育て方!挿し木での増やし方のコツや時期は?

投稿日:

一面に咲いたラベンダー畑の風景は、紫色の別世界のようですね。

ラベンダーでできるハーブティや匂い袋の香りは日常の忙しさを忘れさせます。

ラベンダーの楽しみ方はいくつもありますが、栽培するとラベンダーをより身近に感じることができます。

ラベンダーの原産地は地中海沿岸ですが、品種改良が進み日本でも栽培できます。

ポイントは地域の気候に適した品種を選び、育て方のコツを覚えることです。

今回はラベンダーの育て方をご紹介します。

ラベンダーの基本情報

ラベンダーは紫色の美しい花を咲かせ、その歴史は2,500年前にさかのぼると言います。

原産地は地中海沿岸や北アフリカ、中近東やインドなどです。

現在原産地はもとより欧米、オーストラリアやニュージーランドなどで栽培されています。

日本でも北海道の富良野地方のラベンダーが有名ですね。

ラベンダーの学名はシソ科ラベンダー属(Lavandula angustifolia)でシソ、ミント、バジルなどのハーブと仲間同士です。

英名・和名は共にラベンダー(Lavender)で、木本ですが、花の美しさからお花としても扱われます。

花言葉は「清潔」「繊細」「沈黙」です。

品種改良によりたくさんの品種ができたおかげで、ラベンダーの耐暑性や耐寒性、花期や香りに多様性が生まれました。

その結果南北に長く様々な天候条件がある日本でも品種を選ぶことにより栽培がより容易になりました。

早速育て方をみていきましょう。

ラベンダーの育て方

ラベンダーは居住地の気候に合うものを選ぶのがおすすめです。

今回は香りの良さや美しい花が人気のラベンダーで最も一般的な品種、イングリッシュラベンダーを例に育て方をみていきましょう。

少し手数や心配りが必要ですが、ポイントを押えることでラベンダー栽培を楽しめます。

日当たりや置き場所

日当りが良く、風通しの良い屋外で育てましょう。

日陰ではイングリッシュラベンダーが健康的に育ちません。

お家の東側に置くのが理想的です。

開花時期が5~7月ですから、日本の梅雨時にあたります。

高温多湿が苦手なイングリッシュラベンダーは雨の当たらない軒下などに鉢を移動させるのがポイントです。

夏の直射日光はラベンダーにとって強すぎます。

また西日は長時間鉢を横から照らし続けるので鉢内温度が高くなりがちです。

夏季は半日陰で風通しの良い場所で育てましょう。

ラベンダーの鉢を直接ベランダやコンクリートに置かず、木のスノコに乗せておくと鉢の下からも風通しが良くなります。

株元にバークを撒くのもおすすめの育て方です。

水やり

鉢の土が良く乾いて白っぽくなったら、鉢底から水が流れ出すぐらいたっぷりと水を与えましょう。

乾燥気味に育てるのが育て方のポイントです。

水やりの時間帯は、できれば温度が上がらない早朝、あるいは夕刻に行いましょう。

栽培適温や冬越し

イングリッシュラベンダーの栽培適温は15~20℃で、人間が少し寒いと感じる冷涼な温度が理想的です。

晩秋になると徐々に成長が止まります。

鉢植えのイングリッシュラベンダーは戸外で寒風にさらされると枯死する可能性があります。

冬季は室内に取り込んで越冬するのが育て方のポイントです。

室内の場合は、ときどきで良いですからラベンダーにお水を与えておきましょう。

肥料

夏は生育期ではないため肥料は不要です。

4月、そして10~11月にかけて粒状の緩効性肥料を少な目に与えるか、液体肥料を規定量うすめて月に2回ほどラベンダーに与えましょう。

用土

ラベンダーの育て方で用土はとても重要です。

肥えていて、パーライトや砂を混ぜた排水性の高い土を使用します。

土を作る場合には腐葉土4:赤玉土(中粒)3:日向土(小粒)2:パーライト1の割合がおすすめです。

市販の「ラベンダーの土」が手ごろな価格で販売されています。

木質堆肥やパーライト、緩効性肥料等が入っていてアルカリ性寄りの土ですから便利です。

苗選び

苗は爽やかな秋、10~11月中旬に購入するのがおすすめです。

イングリッシュラベンダーが次の高温多湿な日本の夏を迎えるまで十分時間があります。

苗は小さくても蕾がついていなくても良いのです。

しっかりした元気そうなもので、徒長していない苗を選びます。

ラベンダーの品種名を表示した札がついているともっと良いです。

お店で直接確認できない通販からの購入では信頼できる通販サイトから購入すると安心です。

具体的品種として「おかむらさき」「ヒッドコート」「リトルマミー」などに人気があります。

植えつけ・植え替え

植えつけの適期は3月中旬~4月末と、9月中旬~10月中旬です。

ラベンダーを鉢に植え付ける時用土に肥料をミックスしておきましょう。

ラベンダーを植え替える場合は、今よりも一回り大きい鉢を用意します。

大きすぎる鉢は土の量が多くいつまでも湿っていることになり不向きです。

鉢底にネットを敷き、鉢底石を入れておきます。

ラベンダーの根土をくずさないように注意して鉢に植え付、空間を用土で満たして植え替えます。

たっぷりと水を与えたら、数日換気の良い日陰で養生させるのが育て方のコツです。

花がら摘みと剪定

花が咲き終わったらそのままにしないで花を摘みます。

風通しを良くするため梅雨前に剪定を行います。

草丈の3分の1もしくは半分程度を剪定し、枯れた葉は手で引っ張らないように注意して取り除きます。

弱々しくなった茎は思い切りよく株元近くでカットします。

イングリッシュラベンダーの蒸れを解消する大切な作業です。

強く剪定し過ぎると光合成ができないことも覚えておきましょう。

挿し木

ラベンダーは挿し木で増やせます。

種から育てると3年かかりますが、挿し木は次の年に小ぶりながら花をつけます。

好みのイングリッシュラベンダーを増やしたい!と思った時には挿し木がおすすめです。

ラベンダーは樹木ですので株分けでなく、挿し木の方がおすすめです。

親株は太めの茎の元気な株を選びましょう。

挿し木の適期は春と秋です

気温が20℃程度に上る5~6月が特におすすめの時期です。

ただしラベンダーの茎に蕾ができているようでしたらやめておきましょう。

挿し穂は、根元でなく先端に近い部分から作るのが正解です。

市販の発根促進剤などを活用すると良いでしょう。

病害虫

病害虫の被害が少ないラベンダーですが、春アブラムシハダニがつくことがあります。

早めに発見して薬剤散布で対処しましょう。

【動画】「ラベンダーの育て方・花後の管理と植え替え」

ラベンダーの日常管理や花後の剪定方法、植え替えなどを動画で大変わかりやすく説明してくれます。

特にラベンダーを育てたことのない初心者の方にはおすすめの動画ですので、是非ご覧ください。

育て方を覚えたら!ラベンダーの楽しみ方

ラベンダーの育て方をご紹介しました。

ラベンダーには収穫の喜びや、生活の中での楽しみ方がありますのでみていきましょう。

ラベンダーと接していると、きっとゆったりリラックスした時間が流れて行くでしょう。

お部屋に飾る

育てたラベンダーは、切り花にしてお部屋に飾ると素敵です。

切り花のラベンダーは貴重なお花です。

そのラベンダーを飾れるは、育てた方だけの特別な贅沢です。

ラベンダーの花は水切り(水中で茎を斜めにカット)や、花瓶の水を底から5cm程度の少ない量に押えることでより長持ちします。

ラベンダーと素敵な時間を過ごしてくださいね。

お菓子づくりに

ラベンダーは製菓材料やラベンダーシロップなどに加工されます。

お料理サイトではたくさんのラベンダークッキーなどのレシピが紹介されています。

ラベンダーからはハーブティーもでき、鎮静作用やリラックス効果が期待できます。

ラベンダーは美しい上にとても役に立つお花なのですね。

匂い袋に

ラベンダーの満開後、風通しの良い場所に茎を上にして吊るして乾燥させるとお花がぽろっと落ちてきます。

市販のアロマオイルや保留剤を乾燥ラベンダーと混ぜ合わせれば1ヶ月ほどでポプリができます。

通気性の高い袋に入れると手作りサシェ(匂い袋)の出来上がりです。

お友だちと分け合ったりする楽しみがありますね。

手作りする時間がない、という方は旅行先などでラベンダーの匂い袋を見つけたら、お土産に選んでみてはいかがでしょうか。

まとめ

ラベンダーの育て方や楽しみ方をご紹介しました。

ラベンダーの生花は日持ちがしないため、とても貴重です。

ラベンダーのお花を飾れるのは、丹精こめて育て方だけの特別な贅沢です。

ラベンダー栽培がきっかけでハーブの世界を知るかも知れません。

何千年も前から栽培されていたラベンダーのお花を、日常生活に取り入れて素敵な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

記事下

記事下

-春の花,

Copyright© zelogos , 2019 All Rights Reserved Powered by AFFINGER4.